アメリカのトランプ大統領は各国に通知を始めた新たな関税について、8月1日に発動するスケジュールは延期しないと強調しました。

トランプ大統領は8日、SNSに「8月1日から関税の徴収が開始される。今後も、この日付に変更はない」と投稿しました。

7日には、新たな関税を8月1日に発動するスケジュールについて「確定だが、100%固まっているわけではない」と話し、見直しに含みを持たせていましたが、1日で軌道修正したかたちです。

アメリカ トランプ大統領
「何かを変更したわけではない、明確にしただけだ。8月1日から全ての国が新たな関税を支払わなければいけない」

また、トランプ氏は新たにアメリカが輸入する銅に対して50%の追加関税を課す方針を示しました。現在は鉄鋼とアルミニウムに50%の追加関税を課していて、対象を銅にも拡大します。

ラトニック商務長官はCNBCテレビに出演し、銅への追加関税は「7月末か、8月1日に発動する可能性が高い」と説明しています。

さらに、トランプ氏は医薬品に対する関税についても「近く発表する」とし、「200%といった非常に高い関税率になる」と明らかにしました。

企業側が対応できるよう「1年から1年半程度の猶予を与える」としています。