ウクライナ侵攻に反対して、ロシアからポーランドへ国籍を変え、ミラノ・コルティナオリンピック™のスピードスケートで銀メダルを獲得した選手がJNNの取材に応じ、「どんな軍事侵攻も支持しない」と話しました。

ミラノ・コルティナオリンピックのスピードスケート男子1万メートルで銀メダルを獲得した、ポーランド代表のウラジーミル・セミルニー選手。

ポーランドメディアなどによりますと、ロシア国籍だったセミルニー選手はウクライナ侵攻後、国際大会への出場が難しくなり、ロシア企業から資金提供を受けていないことや侵攻に反対する意思などを示して、2025年、国籍をポーランドに変えました。

19日に行われた1500メートルは10位。競技後にJNNの取材に応じました。

ウラジーミル・セミルニー選手
「どんな軍事侵攻であろうと、まったく支持しません。政治的な人間ではないので、この問題について話をするのはとても怖いです」

パラリンピックで、ロシア選手が国を代表しての出場が認められたことについて尋ねると…

ウラジーミル・セミルニー選手
「ロシアを代表するか否かに関係なく(パラリンピック選手も)スポーツ選手なので、彼らが出場できることをとても嬉しく思います」

セミルニー選手のメダル獲得を受けて、ポーランドのトゥスク首相は「新しい祖国にメダルをもたらした。素晴らしい物語だ」と祝福した一方、ロシアのスポーツ担当相は「ロシアへの帰国は阻まれるべきだ」などと表明していて、スポーツの最高の舞台でも問題の深刻さが浮き彫りとなっています。