(ブルームバーグ):ソフトバンクグループの通信子会社であるソフトバンクが初のドル建て社債を発行する。発行額は10億ドル(約1440億円)程度となる見通しだ。
事情に詳しい関係者によると、ソフトバンクはモルガン・スタンレーなどを主幹事に起用。26日からアジア、欧州、米国で投資家説明会を開く予定だ。

ソフトバンクの辻真以子広報担当は、「今後のさらなる事業拡大に向けて資金調達手段の多様化を図り、幅広い投資家層を有する海外市場へアクセスする」と述べた。発行額は5年債と10年債で総額10億ドル程度を予定していると説明した。
ソフトバンクは昨年12月、S&Pグローバル・レーティングなどから信用格付けを取得し、海外での社債発行の準備を進めていた。これまで国内社債の発行や銀行借り入れが主な資金調達手段だったが、人工知能(AI)事業への投資に向けて調達手段を多様化している。
AI分野への投資については、宮川潤一社長が26日の定時株主総会で、「攻めの投資姿勢を緩めることなく積極的に行うことが企業価値向上につながる」との考えを示した。
(会社の申し出により発行年限を追加して調達予定額を訂正します)
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