米ニューヨーク州は原子力発電所の建設を進める方針だ。増大するクリーンエネルギー需要に対応するためで、米国では10年超ぶりとなる大規模な原発プロジェクトとなる。

同州のホークル知事は、ニューヨーク州電力公社(NYPA)に対し、少なくとも1ギガワットの原発を開発・建設するよう指示した。これにより100万世帯分の電力供給が可能という。

同氏はナイアガラの滝にある水力発電所での演説で23日、州北部の複数のコミュニティーがすでにこのプロジェクトの誘致に名乗りを上げていると述べた。

米国内では現在、データセンターや工場、電化が進む家庭での電力需要が急増しており、原子力エネルギーへの関心が高まっている。しかし過去にはコスト超過や工期の遅れが見られ、多くの企業が政府の支援なしには大規模プロジェクトに踏み切れない状況だ。

2021年にはニューヨーク市近郊のインディアンポイント原発が閉鎖されており、今回の決定は州の原子力発電における方向転換となる。

ホークル氏は「電力供給を今すぐ根本的に増強しなければならない」とし、「次の10年間で発電能力を増やせなければ、計画停電やその他の混乱が起こるだろう」とコメントした。

この取り組みは同州による米電力会社コンステレーション・エナジーへの支援を土台としており、州内で運営する三つの既存原発のいずれかで新たなプロジェクトの許可を連邦政府に求めている。

原題:New York Plans New Nuclear Plant as Energy Demand Surges (3)(抜粋)

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