18日の欧州債券市場は、イールドカーブがブル・フラットニング化した。世界的な債券上昇の中で、特に英国債が相対的に好調だった。19日のイングランド銀行(英中銀)の政策金利発表で据え置きが予想されていることや、原油価格の下落が、債券の買いにつながった。

同日の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合を前に、様子見ムードもあった。

英10年債利回りは、6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低い4.5%となった。ブルームバーグがまとめたエコノミストらの予想では、イングランド銀が19日、7対2の割合で、政策金利を現行4.25%の据え置きを決定するとみている。

欧州株は前日に続き、下落した。イランとイスラエルの戦闘に、米国が関与を深める可能性が高いとの憶測が広がったためだ。

ストックス欧州600指数は、0.4%下落し取引を終えた。

エアバスは、配当の増額見通しを示し、1.4%高となった。UBSグループは、新たな資本規制がUBSの将来の利益と自社株買いを制約する可能性があるとして、モルガン・スタンレーが格付けを引き下げたことを受け、急落し2.4%安となった。

6月18日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)

原題:Airbus Lifts Payout Goal; UBS Rating Cut: Stoxx 600 Sector Wrap、Bonds Bull Flatten; Gilts Lead Ahead of BOE; End-of-Day Curves (抜粋)

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