北朝鮮の金正恩総書記はロシア高官との会談で、ロシア西部クルスク州の復興支援や地雷除去のため、工兵ら6000人を派遣すると表明しました。
ロシアメディアによりますと、ショイグ安全保障会議書記は17日、北朝鮮を訪問し、金正恩総書記と会談しました。
ショイグ氏は今月4日にも訪朝したばかりで、異例のペースとなります。
金総書記は会談の中で、ウクライナ軍の越境攻撃を受けたロシア西部クルスク州の復興に向け、地雷除去にあたる工兵1000人と、インフラ再建にあたる軍の建設作業員5000人のあわせて6000人を派遣すると表明したということです。
また、会談では、クルスク州での戦闘に参加し戦死した北朝鮮兵の記念碑建設などについても話し合われたとしています。
プーチン大統領と金総書記が包括的戦略パートナーシップ条約に署名してから今月19日で1年を迎える中、両国の連携をアピールするとともに、プーチン氏の招待を受けた金総書記のロシア訪問に向けた地ならしを進めているものとみられます。
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