16日の東京外国為替市場の円相場は一時1ドル=144円台後半に下落。中東地域での紛争拡大懸念が強まる中、原油価格の急伸を受けドル買い・円売りが優勢だ。

みなと銀行の苅谷将吾ストラテジストは、ドル・円の上昇について、「中東情勢悪化での原油高が意識されている。有事のドル買いも入っている」と述べた。その上でドル・円は「中東情勢を巡る新たな情報が出ない限り、きょうはやや小じっかりの展開とみており、145円台に乗せる可能性がある」と述べた。

イスラエルとイランの軍事衝突を受け、ウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は13日に7%余り値上がりし、2022年3月以来最大の上げを記録した。

SBIリクイディティ・マーケットの上田真理人金融市場調査部長は、先週末は初動でリスク回避の円買いが先行したが、「米株が下げ幅を縮める中で原油価格上昇によるドル買い圧力が勝っている」と指摘。「インフレ懸念から米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げが遠のくとの見方から、ドルがしっかりしやすい」との見方を示した。

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