(ブルームバーグ):13日の欧州債券市場は、イスラエルがイランに対して空爆を実施したことで、安全資産への逃避の動きが加速し、欧州債は一時上昇した。その後、原油価格の高騰が新たなインフレを引き起こすリスクが意識され、下落に転じた。
ドイツの10年債利回りは6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して2.54%、インフレ期待を示す指標、10年物ブレークイーブンレートは4bp上昇し1.75%となった。
リスク回避姿勢が強まったことで、イタリア債とドイツ債の利回り差(スプレッド)は2bp拡大して95bp、フランス債とドイツ債のスプレッドも同幅拡大して72bpとなった。
短期金融市場は、欧州中央銀行(ECB)の年末までの利下げ幅の予想を4bp縮小し、25bpとしている。
欧州株も下落した。原油価格が急騰したことで、エネルギー株や航空株が大きく動いた。ストックス欧州600指数は、0.9%下落し取引を終えた。
物価の急上昇や成長鈍化の懸念が広がり、UBSグループのスタグフレーション関連銘柄のバスケットは1.3%下落し、その他の株式指標のパフォーマンスを下回った。このバスケットには、フランスのホテル大手アコー、テレコム・イタリア、アルセロール・ミタル、複合企業ブイグなどが含まれている。
原題:European Stocks Drop After Israel Attacks Iran’s Nuclear Sites(抜粋)
--取材協力:Sagarika Jaisinghani、Macarena Munoz Montijano、Joshua Gaunt-Warner.もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
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