世界最大の資産運用会社ブラックロックは、投資業務で人工知能(AI)が果たす役割を大幅に拡大する計画だ。

同社のロブ・ゴールドスタイン最高執行責任者(COO)は12日、ニューヨークで開催された投資家向け説明会で、AIリサーチプラットフォーム「アシモフ(Asimov)」を開発し、すでにファンダメンタル株式部門で活用していると明らかにした。

「これはバーチャルな投資アナリストだ」と同氏は述べ、「人が眠る夜も、仮想のAIエージェントが調査リポートや企業の提出資料、電子メールなどを調べ、ポートフォリオ構築に役立つ知見を生み出している」と説明した。

同氏はさらに、次の投資家向け説明会までにアシモフは社内全体で活用されるようになると語った。

ファンドマネジャーの間では、AIはデータ収集といった単純なものから投資判断などの高度な作業に至るまで幅広く活用されている。

ヘッジファンド業界の著名投資家であるポール・チューダー・ジョーンズ氏は今週のブルームバーグのインタビューで、AIの社会的影響について懸念を示しつつも、ファンドマネジャーはAIを受け入れざるを得ないだろうと発言。AIはグローバルマクロ戦略ファンドやクオンツファンドのあり方をすでに変えているとした上で、「人類史上最も破壊的な技術だ」と指摘した。

原題:BlackRock Has Built an AI Analyst, ‘Asimov,’ to Scour Filings(抜粋)

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