米メタ・プラットフォームズは、スタートアップ企業のスケールAIへの多額の出資を最終決定した。人工知能(AI)開発での遅れを取り戻すことに本腰を入れる姿勢を示す動きだ。この取り組みでスケールAIの最高経営責任者(CEO)を起用する。

メタは12日、スケールAIへの出資を明らかにしたが、詳細については説明していない。出資額は143億ドル(約2兆540億円)だと、事情に詳しい関係者1人が明らかにした。スケールAIの同日のブログ投稿によると、今回の取引で同社の企業価値は調達資金を含めて290億ドル余りと評価された。

今回の投資の一環として、スケールAIのCEOで共同創業者であるアレクサンドル・ワン氏は、メタのAIチームで新たな役割を担う。同氏が加わるのは、汎用(はんよう)AI(AGI)の実現を目指す「スーパーインテリジェンス」部門。AGIとは、AIが広範なタスクで人間と同等の能力を持つという概念。関係者によれば、ワン氏はスケールAIの取締役にとどまる。

メタの広報担当者は「メタはスケールAIとの戦略的パートナーシップおよび同社への投資を最終決定した」とし、「この一環として、AIモデル向けデータ生成での協力を深化させる」とコメントした。

関係者によれば、メタはスケールAIの株式49%を取得する。同社は議決権のない株式を購入する。ブルームバーグ・ニュースは以前、メタがスケールAIとの協議を進めていると報じていた。

スケールAIの新たな暫定CEOにはジェイソン・ドロージ氏が就任する。同社は発表資料で、メタとの提携後も「スケールAIは独立したAIのリーダーにとどまる」と表明した。

原題:Meta Finalizes $14.3 Billion Scale Investment, Hires Its CEO (1)(抜粋)

--取材協力:Riley Griffin.

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