(ブルームバーグ):米規制当局が、暗合資産(仮想通貨)ソラナの現物に連動する上場投資信託(ETF)の上場を目指す資産運用会社に対し、提出書類の修正を求めた。同ETFが近く投資家向けに承認される可能性を示唆している。
少なくとも3社の運用会社がソラナ現物ETFの二つの重要な機能について、米証券取引委員会(SEC)への届け出を修正するよう要請された。一つは償還の取り扱い方法、もう一つはブロックチェーン運用のためにソラナを預け入れて、その運用に貢献する対価として報酬を得ることができる「ステーキング」を投資家に提供する計画であるかどうかだ。
こうした動きは、SECがビットコインとイーサの現物ETFに続き、ソラナETFを承認する方向にある可能性を示唆している。
ニュースレター「クリプト・イズ・マクロ・ナウ」の筆者、ノエル・アチソン氏はSECがETF発行予定企業に提出書類「S-1」の修正を要請したことで、「正式承認まであと数日か、長くても数週間となったのかもしれない」と指摘した。
21シェアーズの広報担当者は「修正版S-1の提出を要請されており、近く対応する計画だ」と説明。ソラナETFの上場を目指す他の2社もSECから同様のフィードバックがあったことを確認したと、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)のデータによれば、現在ソラナETFの上場を予定しているのはグレースケール・インベストメンツ、ビットワイズ・アセット・マネジメント、ヴァンエック・アセット・マネジメント、カナリー・キャピタルなど少なくとも7社。
SECの要請についてはブロックワークスが先に報じていた。
原題:New Generation of Crypto ETFs Edge Closer After SEC Scrutiny(抜粋)
--取材協力:Vildana Hajric.もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
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