中国の人気キャラクター、ラブブの等身大のフィギュアが、北京で開かれたオークションで108万元(約2200万円)という驚きの価格で落札された。人気ぶりを象徴する出来事だ。

このオークションは中国の永楽オークションハウスで開催され、ミントグリーンの1点物を含む計48点のラブブが出品された。

中国メディアによれば、限定版の茶色のラブブも82万元で落札され、全体での落札総額は373万元に達した。ラブブ作品として世界初の大規模オークションで、現地およびオンラインを合わせて数千人の買い手を集めたという。

ラブブは香港出身のアーティスト、龍家昇氏が創作したモンスターキャラクター。

ラブブ人気を追い風に、製造元である泡泡瑪特国際集団(ポップマート・インターナショナル・グループ)の株価は今年に入り180%余り上昇している。ラブブは歌手のリアーナさんやK-POPグループ「ブラックピンク」のリサさんがファンだと公言している。

オークションでは、生後9カ月の乳児が最年少の登録購入者となった。家族が乳児名義で他ブランドとコラボしたラブブ人形を3万2000元で落札したという。

ラブブ人気は企業のマーケティングにも波及しており、中国ではある銀行が預金者向けの景品としてラブブ人形を配布し、当局が規制に乗り出す事態にもなった。

原題:Labubu Doll Fetches $150,000 at China Auction as Demand Rages(抜粋)

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