アメリカのギャバード国家情報長官が核廃絶の必要性を訴える動画をSNSに投稿したことについて、林官房長官は一般論としたうえで、被爆の実相を理解することは「核軍縮に向けた取り組みの原点として重要」との認識を示しました。
ギャバード国家情報長官は10日、自身のSNSに投稿した動画で、被爆地の広島と長崎を訪れたと明らかにしたうえで、「今もなお心に残る悲しみを表現する言葉を見つけるのは難しい」などと話し、核廃絶の必要性を訴えました。
原爆投下を正当化する立場をとってきたアメリカで、現役閣僚が核兵器廃絶を訴えるのは異例です。
林官房長官
「一般論として申し上げますと、被爆の実相を正確に理解していただくということは核軍縮に向けたあらゆる取り組みの原点として重要であると考えております」
林官房長官はこのように述べ、引き続き、核兵器のない世界の実現に向けてアメリカとも協力しながら、取り組みを積み重ねていくことが重要だと訴えました。

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