(ブルームバーグ):米アマゾン・ドット・コムのスティーブ・シュミット最高セキュリティー責任者(CSO)は10日、急成長する人工知能(AI)産業への政府の関与が自社の事業の幅を狭める恐れがあると警告し、AI規制緩和を求める他の主要テック企業の幹部に追随した。
シュミット氏はブルームバーグ・ニュースに対し、「あらゆる規制に伴う摩擦は進歩を遅らせる傾向にある。そのため当社では業界が適切な基準を見いだすことを重視している」などと語った。同氏はアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)のセキュリティー責任者も務める。
マイクロソフトとオープンAI、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、コアウィーブの幹部は先月、規制が成長を阻害し、中国とのAI競争に打ち勝つ能力を妨げていると議会で証言した。オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)は、「米国にはわれわれの足を引っ張らない『賢明な規制』が必要だ」と述べた。
米下院では、トランプ大統領が推進する大型税制・歳出法案に盛り込まれた、州による新たなAI規制を禁止する条項が棚上げされた。この条項は超党派議員の反対を招き、AI開発を無制限に容認することに対する政界の懸念が浮き彫りになった。
アマゾンは他の大手テック企業と同様にAIを支えるデータセンターに巨額の資金を投じており、最近ではペンシルベニア州のサーバーファームに最大200億ドル(約2兆9000億円)を投資する計画を発表している。
原題:Amazon Security Chief Urges Hands-Off Approach to AI Regulation(抜粋)
--取材協力:Emily Birnbaum、Kailey Leinz、Joe Mathieu.もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
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