(ブルームバーグ):10日の米株式市場でマクドナルドの株価が下落。レッドバーン・アトランティックが同社の投資判断を「買い」から「売り」へ2段階引き下げたことが嫌気された。「売り」の投資判断はウォール街ではレッドバーンのみで、ダイエット薬の影響による消費者行動の変化とインフレを懸念材料として挙げた。
レッドバーンのアナリスト、クリス・リュクス氏は、「オゼンピック」のような糖尿病治療薬をダイエット目的に使用する米国人が増加しており、それによりマクドナルドの売上高が年間最大4億2800万ドル(約620億円)減少する可能性があると指摘した。これは全店売上高の約1%に相当するという。「現在の1%の減速は、特に低所得層やグループ利用を重視するブランドにおいて、時間の経過とともに10%を超える可能性もある」と分析した。
リュクス氏はマクドナルドの目標株価をウォール街で最も低い260ドルに引き下げた。これは9日の終値から15%近い下落を示唆する水準。他のアナリストの見方は分かれており、ブルームバーグがまとめたデータによると、「買い」相当の投資判断は22社、「ホールド」相当は18社。目標株価の平均は332ドルとなっている。
マクドナルドの1-3月(第1四半期)における米国内の既存店売上高は3.6%減少した。コロナ禍で外食が制限された2020年第2四半期以来の大幅な落ち込みとなった。リュクス氏によると、マクドナルドを含むファストフードチェーンでは、過去43カ月のうち40カ月で客足が減少している。
原題:McDonald’s Shares Slump as GLP-1 Risks Spur Rare Sell Rating(抜粋)
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