ベトナムの電気自動車(EV)メーカー、ビンファスト・オートは第1四半期に、売上高が伸びたにもかかわらず赤字が拡大した。世界展開に伴うコスト増が重くのしかかっている。

第1四半期の売上高は前年同期比約150%増の6億5650万ドル(約950億円)となったものの、純損失は7億1240万ドルと前年同期比で20%拡大した。売り上げ増でも営業・運営費用の拡大を補い切れなかった。

同社の開示によれば、売上原価は前年同期比112.9%増の8億8750万ドル、営業損失は20.3%増の4億8560万ドルとなった。

4月の同社発表によると、第1四半期のEV納車台数は前年同期比296%増の3万6330台に達した。

ビンファストは現在、国際事業における激しい競争や継続的な赤字の中、アジア市場での足場確保に奔走している。

創業者のファム・ニャット・ブオン最高経営責任者(CEO)は4月に、物流コストの高さを理由に北米および欧州市場で販売を強化する計画は現時点でないと述べ、代わりにインド、インドネシア、フィリピン、ベトナムに注力する方針を示した。

同社によると、インド南部タミルナドゥ州に建設中の工場は7月30日に開設する予定。インドネシア工場も10月までの開設を見込んでおり、ベトナムでは今年20万台超を納車する目標を掲げている。

原題:EV Maker VinFast’s Rising Revenue Fails to Ease Widening Loss(抜粋)

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