米電気自動車(EV)メーカー、テスラの元幹部が創業したスタートアップが、人工知能(AI)業界におけるインフラの老朽化と変圧器の不足という問題に対処する技術をAIインフラ投資プロジェクト「スターゲート」に提供する。

スターゲートは、オープンAIとオラクル、ソフトバンクグループが共同で進め、トランプ米大統領が後押しするプロジェクト。ヘロンパワー・エレクトロニクスのドルー・バグリノ創業者兼最高経営責任者(CEO)は、スターゲートの拠点開発を手掛けるクルーソー・エナジーなどの複数企業と暫定的な契約を締結したと述べた。

電圧レベルを調整する従来の変圧器は必要な送電・配電を行うために不可欠な機器だ。電力需要が急増する中、世界的な変圧器不足により、プロジェクトが長期にわたり遅延したり、安価な再生可能エネルギーの普及が妨げられたりしている。

ヘロンパワーの装置によって従来の変圧器が不要になる。また再生可能エネルギーやバッテリー、データセンターを電力網に直接接続させることが可能となり、電力の安定供給を支援するという。

クルーソーの担当者はコメント要請にすぐに応じなかった。

バグリノ氏はブルームバーグテレビジョンのインタビューで、昨年が「エネルギー貯蔵の波の始まりだった」とし、今後も急成長が見込まれるテスラ・エナジーと連携する可能性は「確実にある」と述べた。

同氏はテスラでパワートレインやバッテリー、エネルギー製品の戦略策定を手掛けていた。

原題:Ex-Tesla Executive Signs Letter of Intent With Crusoe (Correct)(抜粋)

--取材協力:Naureen S Malik、Mark Chediak.

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