(ブルームバーグ):米ダラス連銀のローガン総裁は、金融当局はインフレと失業の両方に対するリスクを精査する中で、辛抱強い姿勢を維持できるとの見解を示した。
総裁は2日、ダラス連銀が主催した銀行関連の会議で、「2大責務の両面に見られるリスクはかなり均衡が取れているようだ」と指摘。「従ってデータを待ち、辛抱強くなる上で良い位置にあるといえる。リスクバランスの見通しを大きく変えるような重要な情報が得られた場合は、当局は対応の準備をする」と語った。
当局者らは、特に貿易をはじめとする政策変更の経済への影響が明確になるには数カ月かかる可能性があるとの認識だ。今月17、18日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)では政策金利が据え置かれると市場では広く見込まれている。多くのエコノミストは、利下げ時期の予想を今年下期のより遅い時期へと先送りしている。
ローガン総裁は、関税による物価上昇がより持続的なインフレにつながらないようにすることが極めて重要だとの認識を改めて示した。そうした認識は多くのFOMC当局者が共有している。長期のインフレ期待に関する調査ベースの指標は一部上昇しているが、大半の当局者はなお、インフレ期待はしっかり抑制されていると考えている。
ローガン氏はまた、政策当局者は調査ベースと市場ベースの両方の指標を注視すべきだと指摘。市場ベースの指標はこれまで安定しているが、流動性の問題によりゆがむこともあり得ると述べた。
原題:Logan Says Fed Can Wait as Risks to Inflation, Jobs Are Balanced(抜粋)
--取材協力:Reade Pickert.
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