(ブルームバーグ):マクロ経済学教授であり、イスラエルと米国の中央銀行の政策指針策定に尽力したスタンレー・フィッシャー氏が死去した。81歳だった。次世代の経済政策決定者を育成した人物としても知られる。
イスラエル中銀は声明で、フィッシャー氏が5月31日に死去したと発表、哀悼の意を表した。
フィッシャー氏はイスラエル中銀総裁を8年間務めた後、2014年から17年まで米連邦準備制度理事会(FRB)の副議長を務めた。マサチューセッツ工科大学(MIT)で教壇に立ち、国際通貨基金(IMF)や世界銀行でも勤務。シティグループの副会長だったこともある。
MITで教えた学生には、後にFRB議長となり、フィッシャー氏を師と仰ぐベン・バーナンキ氏や欧州中央銀行(ECB)総裁やイタリア首相を務めたマリオ・ドラギ氏、クリントン米政権下で財務長官を務めたローレンス・サマーズ氏、ブッシュ(息子)政権で大統領経済諮問委員会(CEA)委員長を務めたグレゴリー・マンキュー氏がいる。他には、2023年に日本銀行総裁に就任した植田和男氏、IMFのチーフエコノミストを務めたオリビエ・ブランシャール、ケネス・ロゴフ、モーリス・オブストフェルド各氏も含まれる。
フィッシャー氏は1978年にMITの同僚、故ルディガー・ドーンブッシュ氏と共同で「マクロ経済学」を執筆。多くの大学で教科書として使われる同書の第13版は2018年に発行された。
原題:Stanley Fischer, Who Spread Macroeconomic Gospel, Dies at 81 (1)(抜粋)
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