自民党の派閥の裏金事件をめぐり、安倍派元幹部の下村元文部科学大臣はきょう、衆議院予算委員会で改めてキックバックの再開には関わっていないと述べました。

衆議院予算委員会に参考人として出席した下村氏は、安倍派のパーティー券販売に伴うキックバックについて、2022年6月下旬、元会計責任者に対し、所属議員から再開するよう要請があったことを事務的に伝えたと話しました。

ただ、キックバックを再開するよう指示したわけではないと強調しています。

下村博文 前衆院議員
「(キックバック再開を)指示したということはありません。(元会計責任者が)誤解をしてしまったということであればですね、私の言い回し等、謙虚に反省をしなければならないというふうに思います」

終了後、下村氏は「真実は1つであり、途中で主張が変わることはない」と述べました。