日産自動車が神奈川県横須賀市の追浜工場と同県平塚市にある日産車体の湘南工場を閉鎖する方向で調整している、と読売新聞が17日朝刊で報じた。海外ではメキシコなど4カ国5工場が対象になるという。

日産のウェブサイトによると、追浜工場は1961年に操業を開始。年間の生産能力は約24万台で約3900人の従業員を抱える。現在は主力コンパクト車「ノート」などを生産している。湘南工場は約15万台の生産能力を持ち、商用車を生産している。日産はそのうち「AD」については11月に生産終了する方針を示していた。

報道に関して、日産車体は憶測に基づくものであり、事実ではないとした上で、決定があり次第ステークホルダーに情報提供するとした。日産も臆測に基づくもので同社が発表した情報ではないとのコメントを出した。

報道によると、海外では南アフリカとインド、アルゼンチンの工場で生産終了し、メキシコは2工場を閉鎖することで検討を進めるという。

主力の米国と中国市場での不振で業績が悪化している日産は4月に就任したイバン・エスピノーサ社長兼最高経営責任者の下で改革を加速している。13日には前期(2025年3月期)の純損益が6709億円の赤字に転落すると発表。国内外で1万人規模の追加の人員削減に踏み切るほか、車両生産工場についても27年度までに現在の17から10に削減する方針を公表していた。

(日産車体のコメントを追加して更新しました)

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