消費税の減税をめぐり、自民党はきょう、税制調査会の幹部会合を開き、財源や実施した場合に解決が必要となる課題などについて意見を交わしました。
消費税の減税を求める声が与野党双方から上がる中、自民党はけさ、税制調査会の幹部会合を開催し、引き下げた際の課題などについて協議しました。
出席者によりますと、▼短期間の準備で引き下げをおこなうと混乱が生じるといった意見や、▼参院選の公約には、減税以外の物価高対策を盛り込むべきとの意見が出されたということです。
西田昌司参院議員
「野党側の言ってるような形の(減税)は非常に実務上も含めて大変混乱をしてしまうんじゃないかなというのが政府側からもありましたし、私もそう思ってます」
また終了後、宮沢税制調査会長は引き下げた際の課題は多いとの認識を共有したと述べました。
自民党は来週すべての議員を対象にした勉強会を開催し、課題を整理したい考えですが、参議院側を中心に消費税の減税を求める声が根強いことから、議論が紛糾することも予想されます。

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