流通大手のイオンはコメ不足に対応して、初めて、アメリカ産100%の「輸入米」を販売します。

記者
「在日アメリカ大使館です。中では、“お米の試食会”が開かれています」

さながらパーティーのように都内のアメリカ大使館で開かれた試食会。みなさん、こぞって食すのは高騰が嘆かれる「コメ」です。その名も、「かろやか」。

流通大手のイオンは、アメリカ・カリフォルニア産100%の「カルローズ米」を来月6日から、順次、販売すると発表しました。価格は、4キロ2894円。

今回売り出す輸入米は、関税のかからない政府による輸入ではなく、関税を支払う「民間輸入」です。アメリカからおよそ1万4000トンを入手し、都市部を中心におよそ600店舗で販売します。

イオン 土谷美津子 副社長
「価格が高止まりで、あすの食事も困っているという声もある。パンやパスタの数字が非常に伸びており、お米文化から遠ざかるのではないかと不安を感じている」

コメ不足を背景に「輸入米」を販売するのは初めてで、低価格を維持することで消費者のニーズに応えていきたいとしています。