(ブルームバーグ):12日の欧州株は上昇。米国と中国が相互の関税率を一定期間引き下げることで合意したことを好感し、この日は世界的に金融資産の買いが膨らんだ。ストックス欧州600指数は1.2%上昇。この日は鉱業や消費財、テクノロジー関連銘柄が上げを主導した。その一方で公益事業や保険株は下落した。
また、米中通商合意を受けてリスク志向が高まり、安全資産を手放す動きが加速したことから、欧州債は幅広く売られた。ドイツ2年債利回りは13ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して1.91%と、4月3日以来の高水準を付けた。
トレーダーの間では欧州中央銀行(ECB)の利下げ観測が後退。経済成長に対する懸念が弱まった。スワップ動向が示唆する年末までの利下げは47bpと、先週末から13bp低下した。
英国債も安い。2年債利回りは9bp上昇の4%。トレーダーが織り込むイングランド銀行(英中央銀行)の今年の利下げは計47bpと、先週末から10bp低下した。
原題:European Stocks Rise After US and China Agree to Lower Tariffs
Bonds Slump Globally on Trade Talk Progress: End-of-Day Curves
(抜粋)
--取材協力:Bailey Lipschultz.
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