(ブルームバーグ):トランプ米大統領は5日、米国とインドの関係について、「心配することは何もない」と述べた。トランプ政権は先週、ロシア産原油購入への制裁措置としてインドからの一部輸入品に対して50%の関税を発動した。
トランプ氏はインドのモディ首相とは常に友人であり続けるだろうと述べる一方で、「現在、彼が行っていることは気に入らない」と語った。これに対しモディ首相はX(旧ツイッター)への投稿で、トランプ氏が両国関係を前向きに評価したことを感謝するとした上で、その思いは共有されていると応じた。
そして「インドと米国は非常に前向きで未来志向の包括的かつグローバルな戦略的パートナーシップを有している」と投稿で述べた。
トランプ氏は1日、インドが対米関税をゼロに引き下げると申し出てきたが今さら遅いと発言。また、モディ氏が中国で開催された上海協力機構(SCO)首脳会議にロシアのプーチン大統領や中国の習近平国家主席と共に出席したことに怒りを示していた。
原題:Trump Says ‘Nothing to Worry About’ Over US-India Ties (1)(抜粋)
--取材協力:Saikat Das.もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
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