マーケティングソフトウエアを手がける米アップラビンは、ロンドンに本拠を置くゲーム開発会社トリプルドット・スタジオにモバイルゲーム部門を売却することで合意した。広告技術事業に経営資源を注力する。

7日の届け出によると、アップラビンはトリプルドットから現金4億ドル(約575億円)と同社株式20%を受け取ることになる。

この日の米株式市場時間外取引で、アップラビン株は一時19%上昇。同日発表された1-3月(第1四半期)の売上高と利益は、ウォール街の予想を上回った。1-3月の売上高は前年同期比40%増の14億8000万ドル。

アダム・フォローギ最高経営責任者(CEO)は今年2月、「当社は本質的にゲーム開発会社ではない」と述べ、モバイルゲーム部門の売却に向けて民間企業1社と独占交渉を進めていると投資家に明かしていた。この企業の具体名は当時、公表されていなかった。

2017年に設立されたトリプルドットは、「ウードク」や「ソリティア」などの人気モバイルゲームを開発。ハイテク情報サイトのテッククランチによれば、22年の資金調達ラウンドで1億1600万ドルを集め、企業価値は14億ドルと評価された。

原題:AppLovin Sales Jump, Sells Mobile-Games Unit to Tripledot(抜粋)

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