7日の欧州株は続落。市場参加者の関心は米連邦公開市場委員会(FOMC)の発表に集中した。また週内に行われる米中通商協議も注目されている。

ストックス欧州600指数は0.5%下落。この日は小売り、ヘルスケア関連株が下落した一方、鉱業株は上昇した。

欧州債市場ではドイツ債、英国債の利回り曲線がブルフラット化。欧州連合(EU)が米国に対する報復関税の提案を計画していることから、安全逃避への買いが膨らんだ。

短期金融市場で織り込まれている6月の欧州中央銀行(ECB)の利下げは23ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)で変わらず。年末までは一時2bp引き上げられ、さらに64bpとなっている。

8日発表のイングランド銀行(英中央銀行)の政策金利は4.25%と、0.25ポイント引き下げが見込まれている。スワップ動向によると年末までは96bpの利下げが想定されている。

5月7日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)

原題:European Stocks Drop Ahead of Fed While Trade Concerns Weigh

Bunds, Gilts Rally on Haven Bid Ahead of FOMC :End-of-Day Curves

(抜粋)

--取材協力:Michael Msika、Christian Dass.

もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp

©2025 Bloomberg L.P.