2日の欧州債券市場は、米国の4月の雇用統計の堅調な結果が示されると、米国債同様、欧州債も下げ幅を拡大した。

ドイツ債利回りは全体的に7-8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇した。10年債利回りは8bp上昇し2.52%となった。

短期金融市場は、欧州中央銀行(ECB)の年末までの利下げ幅を60bpと見込んでいる。1日時点の66bpから縮小した。

英国債は他の国債より堅調に推移し、利回りは1-3bp上昇した。

欧州株は9営業日連続で上昇し、過去1年で最長の連騰となった。米国のトランプ大統領の上乗せ関税発表に端を発した、4月の下落分をほぼ回復する水準に近づいた。

ストックス欧州600指数は、1.7%上昇の536.43で取引を終えた。上乗せ関税が発表された4月2日時点の536.92に迫っている。投資家は、米国が主要な貿易相手との交渉を行うとの見通しを強めている。

 5月2日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)

原題:Bunds Extend Losses; Gilts Outperform Peers: End-of-Day Curves、European Stocks Are Close to Recouping US Tariff-Induced Drop(抜粋)

--取材協力:Sagarika Jaisinghani.

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