ヘッジファンド会社D.Eショーは、最新のプライベートクレジットファンドに13億ドル(約1900億円)の資金コミットメントを得た。ブルームバーグ・ニュースが確認した文書から分かった。銀行が一部の融資エクスポージャーの削減を図る中、プライベートクレジット各社は合成リスク移転(STR)証券への投資を強化している。

新ファンドの名称は「D.Eショー・ダイオプター・ファンドII」で、2022年に6億5000万ドルを調達した前回ファンドのちょうど2倍の規模となる。

こうしたリスク移転取引はいわゆる「ブラインドプール」取引で、ローンの種類や格付けの情報は得られるが、借り手の詳細は明かされないリスクを買い取る形を取ることが多い。

今回のファンドの資金調達では、既存投資家が5億5000万ドルを投資し、残りは新規投資家からの資金だった。投資家には、大学基金、財団、政府系ファンド、年金基金などが含まれるという。

原題:D.E. Shaw Raises $1.3 Billion for Fund Targeting Risk Transfers(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp

©2025 Bloomberg L.P.