1日の債券相場は上げ幅を縮小。日本銀行がこの日の金融政策決定会合で政策を据え置いた上で、先行きの利上げ継続姿勢を維持することへの警戒感が重しになっている。

岡三証券の長谷川直也チーフ債券ストラテジストは、経済・物価情勢の展望(展望リポート)では経済成長率の見通しが引き下げられ、2%物価目標の達成時期は後ずれするとみられるが、「植田和男総裁は記者会見でハト派的を弱めるだろう」と予想。利上げ期待が今後回復すれば金利は上昇するとみられるため、債券は買いにくいと述べた。

きょうの日銀会合について、ブルームバーグが4月16-22日に実施したエコノミスト調査では全員が政策維持を予想した。展望リポートと午後の植田総裁の記者会見で、トランプ関税を受けた経済・物価の見通しとリスク、先行きの金融政策運営についてどのような言及があるかが注目される。

 

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