25日午後の東京株式市場で日経平均株価は上昇幅を拡大し、一時700円以上値上がりしています。
午後に入ってから、「中国がアメリカに対しての報復関税をめぐり、一部輸入品を対象から除外することを検討している」との報道が伝わったことで、米中の貿易摩擦がさらに緩和するとの見方が広がりました。
さらにきのう、アメリカのベッセント財務長官と会談を行った加藤財務大臣がアメリカ側から「為替の目標や水準といった話は出なかった」と話したことで、アメリカ政府が日本に円安の是正を求めるのではとの見方も後退。こうしたことを受け、外国為替市場で円を売ってドルを買う動きが強まり、円相場は一時1ドル143円台後半まで円安が進行しました。
東京市場でも、円安で業績の改善が期待される輸出関連株などを中心に幅広い銘柄が買われています。

トランプ氏の関税に黄信号、赤字削減計画に暗雲-最高裁の審判次第