(ブルームバーグ):日産自動車の前期(2025年3月期)世界販売台数は会社側の目標に達しなかった。米国での輸入自動車への追加関税発動前の駆け込み需要とみられる販売急増があったものの、低迷する中国事業が足を引っ張った。
日産の24日の発表によると、前期販売台数は前の期比4.3%減の329万8140台となり、前期に目指していた340万台には届かなかった。米国販売は3月の販売増もあって年度全体でプラスを確保した一方、比亜迪(BYD)を中心とした現地勢が販売を伸ばしている中国では苦戦が続いており通期で19%減となったことが響いた。
日産は甘い販売見通しの策定が常態化している。4月に新たに社長に就任したイバン・エスピノーサ氏は立て直しに向け商品ラインアップの刷新を急ぐとともに、より現実に即した台数計画を立てて市場や取引先部品メーカーの信頼を取り戻す必要がある。
日産の3月米国販売は前年同月比9.9%増の10万9966台だった。月間販売台数としては11万947台を記録した21年5月以来の水準だという。日産の広報担当者は、関税発動前の駆け込み需要による押し上げ効果があったかは定かではないと述べた。
3月の米国販売に関してはトヨタ自動車は7.7%増となった。需要が堅調なことに加え、関税発動前の駆け込み需要があったとした。ホンダも同13%増だったほか、同月の日本から米国への輸出台数が前年同月比約4.4倍となった。海外メーカーでは韓国の現代自動車が同13%増、米フォード・モーターは19%増だった。
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