(ブルームバーグ):サングラスの有名ブランド「レイバン」を展開するエシロールルックスオティカの1-3月(第1四半期)売上高の伸びはアナリスト予想を上回った。欧州の売り上げが増加したほか、スマートグラス(眼鏡型端末)「Ray-Ban Meta(レイバン・メタ)」も寄与した。
売上高は為替の影響を除いたベースで7.3%増。ブルームバーグがまとめたアナリストのコンセンサス予想(7.14%増)を上回った。
23日の発表によれば、欧州・中東・アフリカ(EMEA)地域の売上高は約10%増の約26億ユーロ(約4200億円)。欧州消費者のレイバン・メタ需要が「堅調」だったと指摘した。
同社とメタは長年にわたり共同開発に取り組んでおり、2021年にレイバン・メタの初代モデルを発表した。
世界最大の眼鏡メーカーである同社は、「米国の輸入関税の影響に対処するための措置を実施している」と説明したが、具体的な数字は示さなかった。
ステファノ・グラッシ最高財務責任者(CFO)は決算発表後の電話会議で、「米国のさまざまな製品ラインや流通経路で1桁台の価格調整に向けて動いている」とし、「現時点の関税に関する主な逆風は、中国で製造され米国に輸入されるフレームだ」と指摘。また、4-6月(第2四半期)は全地域で「かなり順調」なスタートを切ったと述べた。
原題:EssilorLuxottica Sales Top Consensus on Europe, Ray-Ban Meta (1)(抜粋)
もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
©2025 Bloomberg L.P.