金融やビジネスのキーパーソンの“声”をフレッシュに伝える番組「1on1」

今回のテーマは「失われた30年を取り戻す 日本経済一世一代のチャンス」。
ニューヨーク在住で日本経済を長く取材してきたアナリストのリチャード・カッツ氏が、トランプ2.0で勃発した関税問題の影響と日本経済の“希望”について語ります。

カッツ氏はトランプ政権は有能な専門家を相次いで解雇し、結果的に“無能な人物の集まり”になってしまったと厳しく指摘。関税問題の影響は長期化が予想され、同じく打撃を受ける他国と協調して交渉に挑む必要性を説きます。

一方で近著『「失われた30年」に誰がした: 日本経済の分岐点』で論じた日本経済の希望についても熱心に語ります。カッツ氏が「ガゼル企業」と呼ぶ有望な日本のスタートアップの可能性に注目し、自ら取材してきた若い起業家たちの勢いを俯瞰。一方でリスクを取りたがらない金融システムが、彼らにとって資金調達の壁になっており、政策改革の必要性を説きます。

◆書籍紹介◆
『「失われた30年」に誰がした: 日本経済の分岐点』リチャード・カッツ著(早川書房)
https://amzn.to/3GiA1Sb
※Amazonアソシエイトを利用しています

◆出演◆
▼リチャード・カッツ/Richard Katz
日本経済・日米関係を専門とするジャーナリスト。「週刊東洋経済」特約記者(在ニューヨーク)。ニューヨーク大学で経済学の修士号を取得。日本に関する月刊ニュースレター「The Oriental Economist Report」を20年にわたり発行、現在はブログ「Japan Economy Watch」を運営

▼竹下隆一郎
朝日新聞を退社後、2016年から2021年6月までハフポスト日本版編集長。2021年8月にビジネス映像メディアPIVOTの創業メンバーに。2024年11月よりTBSテレビ特任執行役員、「TBS CROSS DIG with Bloomberg」のチーフコンテンツオフィサーを務める。
X(旧ツイッター): @ryuichirot
メール:takeshita.ryuichiro@tbs.co.jp