(ブルームバーグ):米サウスウエスト航空は、今年の成長計画を抑制する。米国の貿易政策を巡る不透明感を背景に航空需要の減退を見込み、運航能力の伸び抑制やコスト削減を図る。
同社は23日発表の1-3月(第1四半期)決算資料で、需要減に対応してコストを節減するため、7-12月(下期)の運航能力を削減する方針を示した。2025年の運航能力の伸び率は1%と、従来予想(1-2%)の下限になるとの見通しを示した。

「需要は四半期を通じて低迷し、特に国内のレジャー旅行などの予約の軟調につながった」と同社は説明した。
米航空業界は国内旅行や運賃が今年回復すると期待していたものの、それがトランプ米大統領が仕掛けた貿易戦争によって脅かされていることがあらためて示唆された。
サウスウエスト株は23日の米株式市場の時間外取引で一時3.4%下落した。
原題:Southwest Air Trims Growth Plans Amid Economic Uncertainty (3)(抜粋)
もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
©2025 Bloomberg L.P.