アメリカの関税措置をめぐり、赤沢経済再生担当大臣が2回目となる交渉に向けて今月30日からアメリカを訪問することが分かりました。

赤沢経済再生担当大臣は、けさ自民党本部を訪れ、与党幹部と会談しました。

政府関係者によりますと、赤沢大臣は今月30日から3日間ワシントンを訪問する予定で、アメリカ側との調整がつけば日本時間の来月1日にベッセント財務長官らと2回目の交渉をおこなう見通しです。

1回目の交渉でアメリカ側は、▼貿易赤字の解消や、▼在日アメリカ軍の駐留経費をめぐる日本側の負担に不満を示したほか、▼自動車やコメ、牛肉などの輸入の拡大を求めていました。

赤沢大臣は「互いに優先順位があり、ウィンウィンの合意を目指す」と話していて、交渉に向けた準備を進めています。

一方、石破総理は午前、ワイオミング州の知事らと面会し関税措置への懸念を伝えたところ、知事らもこの問題に強い懸念を持っているとの考えを示したということです。