(ブルームバーグ):ヘッジファンド運営会社シタデルの創業者ケン・グリフィン氏は、トランプ米大統領が引き起こした貿易戦争が、企業経営者の今後4年間の成長戦略を狂わせているとの見方を示した
グリフィン氏は23日、セマフォー世界経済サミットでのインタビューで、新たな規制への対応が不要な期間が長く続くことを企業の最高経営責任者(CEO)は期待していたと語った。
「残念なことに貿易戦争は今や不合理な領域にあり、われわれはサプライチェーンについて考えることに時間を割かれている」と発言。一方、これまでのトランプ政権の評価については「まちまち」とした。
グリフィン氏は以前、トランプ氏の関税政策を批判していたが、米国の課題に対する大統領の認識には同意する姿勢を示した。この日は、移民政策や政府支出の無駄を省く取り組みが政権にとって大きな成果だと指摘した。
「トランプ大統領は、問題がどこにあるのかを見抜く力に非常にたけている」と発言。「だが、動きがあまりにも素早く、場当たり的で、本来の問題を解決しようとする中で多くのものを壊してしまっている」と述べた。
グリフィン氏は、米国が自国の信用を「リスク」にさらしているとし、トランプ氏の関税政策は逆効果になりかねないと警告した。これら関税には、大半の国に対する一律10%の基本関税と、鉄鋼・アルミニウムに対する25%の関税が含まれる。
関税についてグリフィン氏は「誰も米国で急いで製造業を立ち上げようとはしない」と述べた。「こうした政策の揺らぎは、達成しようとする本来の目標を実際に損なうものだ」と批判した。
原題:Griffin Says Trump Trade War Devolved Into ‘Nonsensical Place’(抜粋)
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