物価の変動を示す昨年度の全国の消費者物価指数は2.7%の上昇でした。バブル期以来となる3年連続の2%超えです。
総務省が発表した3月の全国の消費者物価指数は生鮮食品を除く総合が110.2で、去年3月と比べて3.2%上昇しました。3%台の高い伸びは4か月連続で、高騰が顕著なコメ類は92.1%の上昇です。
また、円安や原産地での不作などが影響し、▼チョコレートが29.6%、▼コーヒー豆が21.1%上昇しました。
これを受けて、2024年度平均の消費者物価指数は前の年度と比べて2.7%の上昇となりました。
上昇幅は前の年度より0.1ポイント小さくなったものの、バブル期以来32年ぶりとなる3年連続の2%超えで、政府・日銀が目標とする2%を大きく超える物価上昇が続いています。
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