(ブルームバーグ):米著名投資家ビル・アックマン氏が率いる投資会社パーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントが、米レンタカー大手ハーツ・グローバル・ホールディングス株を約20%保有していることが分かった。これを受け、ハーツ株は16日の米株式市場終値で56%高となり、上場来最大の上げを記録。引け後の時間外取引でも上昇が続いている。
パーシング・スクエアは16日、ハーツ株1270万株を保有していることを提出資料で明らかにした。取得時点で約4650万ドル(約66億円)に相当する。その後、CNBCが伝えたところによると、株式とスワップを含めた保有比率は約19.8%に上り、筆頭株主に次ぐ第2位の大株主となった。
同社株は過去1年で47%下落していた。背景には、テスラ製の電気自動車(EV)を大量導入したものの、顧客の支持を得られず、維持費もかさむなど経営判断の誤算があった。現在は車両構成の見直しなどを通じて成長軌道への回帰を目指している。ハーツは2021年に経営破綻から再建を果たしている。
パーシング・スクエアおよびハーツの担当者はコメント要請に応じていない。
原題:Hertz Surges After Ackman’s Pershing Square Discloses Stake (1)(抜粋)
--取材協力:ドーソン・チェスター、Katherine Burton.もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
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