目的は“株価操作”か その手口とは?

一体、どういうことなのか?まず、犯罪グループは自らの資金で、少しの取引でも大幅に株価が動く取引量の少ない低価格の株式を購入。そのうえで、他人の口座に不正にアクセスし、その口座を使って株式を大量に購入します。こうして、株価をつり上げたところで、自らの株式を売却し、「利益」を得ているとみられます。

こうした被害は相次いでいて、きょうまでに6社の証券会社に被害は拡大。きょう、業界団体も動き始めました。

日本証券業協会 森田敏夫 会長
「多要素認証を取り入れていただくように推奨、あるいは義務化していく流れが大事」

日本証券業協会の会長は、不正アクセス防止に関するガイドラインの見直しを始めたと明らかにしました。

楽天証券や野村証券は一部の株式取引を一時停止する事態にまで発展していて、業界をあげた対応が求められます。