(ブルームバーグ):欧州連合(EU)は今週、米国と貿易交渉を行ったが、意見の相違を埋められず、ほとんど進展は得られなかった。トランプ政権当局者は、対EU関税の大部分について、撤廃されることはないとの見解を示唆している。
EUのシェフチョビッチ欧州委員(通商担当)は、米国側の立場がはっきりしないまま交渉の場を後にした。協議の内容に詳しい関係者が明らかにした。
同委員は14日、ワシントンで約2時間にわたり、ラトニック商務長官とグリア通商代表部(USTR)代表と会談したが、米国の狙いを見極めるのに苦慮したという。
匿名を条件に語った関係者によると、90日間の一時停止となっている20%の対EU上乗せ関税や、自動車や鉄鋼・アルミニウムなどセクター別関税について、完全に撤廃されることはないと米国側は示唆した。
貿易交渉で進展が得られなかったと伝わったことで、欧州市場では国債が下げ幅を縮小。独10年債利回りは一時2.55%まで上昇したが、その後は2.53%に上げ幅を縮めた。一方、ストックス欧州600指数は上げ幅を縮小した。
USTRと商務長官の報道官は、現時点でコメントの要請に応じていない。欧州委員会の報道官はコメントを控えた。
原題:EU Expects Most US Tariffs to Stay as Talks Make Little Progress(抜粋)
(第2段落目以降を追加して更新します)
--取材協力:Catherine Lucey.
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