米製薬大手イーライリリーの肥満症治療薬「ゼップバウンド」を皮下注射で3年間、定期投与された患者は、少なくともこの期間にわたって減量状態を維持する傾向があり、大半の患者で体重のリバウンドが減量分の5%以下にとどまったことが研究で分かった。

患者690人を対象とする新たな分析によると、患者は平均2年弱で最低体重に達し、その後の1年半で体重が約3.7%リバウンドした。同社の資金提供で実施された今回の研究結果は、 スペインで来月開催される欧州肥満学会議で発表される。

リリーはゼップバウンドに関する研究として最長となる期間3年の臨床試験を実施し、その初期データを昨年公表した。それによると、最高用量の15ミリグラムを投与された患者は体重が平均23%減った。新たな分析では、体重のリバウンドを考慮すると体重減少の割合が19%に近づくことが分かった。

減量した体重の維持は肥満症治療の大きな課題で、医師や患者は最新の肥満症治療薬の効果が時間とともに低下するか関心を持っている。今回の研究結果では、ゼップバウンドなどが指示通りに投与されれば長期的に作用することが示唆された。ノボノルディスクの競合商品「ウゴービ」を1万7000人に投与した試験でも、治療開始から3年間たった時点で体重が安定していた。

 

ゼップバウンドなどは他の診療行為より持続性が高いかもしれない。大規模な前向きコホート研究によると、肥満症の手術を受けた患者は3年後の体重の戻りが約13%に達した。

原題:Lilly’s Zepbound Keeps Weight Off for Three Years, Study Finds(抜粋)

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