米ボストン連銀のコリンズ総裁は、輸入関税は多くの米国民が予想するより広範囲にわたって物価に影響を与えるとの見解を示した。

総裁は11日、ヤフー・ファイナンスのインタビューで、「関税は輸入される完成品だけでなく中間財にも適用されるという事実を考慮することが非常に重要だ」と指摘。「そうした輸入品は、多くの人が考えているよりもずっと広範囲に及んでいる」と述べた。中間財は輸入品全体の44%を占める。

そうした背景もあり、政策金利が従来の想定よりも長く据え置かれる可能性があると考えていると、コリンズ総裁は述べた。

また同日の米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューでは、総裁は、長期のインフレ期待が「不安定になり得る」との懸念が存在する中、金融当局が「先制的な措置を講じることにかなり高いハードルを設けることは適切だ」と語った。

原題:Fed’s Collins Says Tariff Impact Broader Than Many See (1)(抜粋)

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