米格安航空会社(LCC)フロンティア航空の親会社フロンティア・グループ・ホールディングスが2025年の通期業績見通しを撤回した。トランプ政権下での貿易戦争の影響により航空需要が落ち込んでおり、先行きの不透明感が強まっている。

10日に規制当局に提出された資料によると、3月の業績が予想を下回り、1-3月(第1四半期)は赤字になる見込み。「不透明な環境」により通期見通しを改めて示すことができないと述べた。

前日にはデルタ航空が世界貿易を巡る経済的不確実性を理由に25年の利益見通しを撤回した。

フロンティアの株価は10日終値で12.5%下落。米株式市場引け後の時間外取引ではほぼ横ばいで推移している。同社は5月1日に正式に1-3月決算を発表する予定だ。

原題:Frontier Air Pulls 2025 Guidance as Volatility Upends Industry(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp

©2025 Bloomberg L.P.