11日の東京株式相場は反落する見込み。米政権の関税を発端とした貿易戦争の激化に対する懸念が再び高まり、米国株が大幅に下落した流れを引き継ぐ。為替相場の円高進行を材料に自動車などの輸出関連株、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の下落を受けて半導体関連株が売られそう。

三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジスト

  • マーケットは米中の関税報復合戦を懸念しており、日経平均株価は1000円ほど下げるだろう
  • 米国株は、米政権が中国に対する関税率を125%ではなく145%としたことなどが嫌気された
  • 半導体や電子部品のほか、円高を受けて自動車や工作機械が売られやすい
  • 足元の下落で業績懸念は相当程度織り込んだため、企業が業績見通しを発表しない場合も株価の反応は限定的だろう

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