市場の「ショックのピーク」は過ぎたかもしれないものの、極度のボラティリティーの中、米銀シティグループは富裕層顧客に対して慎重な姿勢を維持するよう促している。グローバルウェルス責任者のアンディ・ジーク氏が指摘した。

シティのアドバイザーらは「現在の相場を追いかけるな、押し目買いはするな」と話していると、ジーク氏は10日、ブルームバーグテレビジョンのインタビューで発言。「世界が極めて急速に動いている状況の中、規律を守るようにしよう」とし、今はリスク資産を買い増す時ではないと述べた。

同氏は米国と中国による関税引き上げについて「世界は今や、構造的転換が起きていることが分かっている」とした上で、「まだ分からないのは、これが経済活動や企業利益にどのような影響を及ぼすかだ」と語った。

シティのウェルス責任者アンディ・ジーク氏は、富裕層顧客に対して慎重な姿勢を維持するよう促していると語る

原題:Citi Wealth Head Sieg Says Don’t Buy Dip Amid Wild Stock Swings(抜粋)

--取材協力:Naman Tandon.

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