「値動きがまだ荒い感じで読み切れない」日経平均株価が一時2100円以上急反発 トランプ関税修正交渉進展への期待感(8日午前11時43分更新)

値下がりが続いていた日経平均株価は、トランプ関税への修正期待から、一時2100円以上値上がりしました。中継でお伝えします。

世界を襲ったトランプ関税ショック。株価はきのう、過去3番目となる2600円以上の大幅な値下がりとなりましたが、きょうは急反発しています。

みずほ証券
「値動きがまだ荒いのかな、読み切れないという感じ」
「買い戻しです、きょうは」

取引開始直後から全面高の展開となった東京株式市場、午前の終値は1894円高い、3万3030円で取引を終えています。

ベッセント財務長官が日本に優先交渉権があるとの発言を受け、トランプ関税の修正交渉が進むとの期待感が広がったほか、円高進行が一服したことも追い風となりました。また、トランプ大統領がUSスチール買収計画の再審査を命じたことで日本製鉄の株価が大幅に値上がりするなど、幅広い銘柄が買われています。

市場関係者は「悲観一色から変わってきた」とする一方で、「今後、関税政策やアメリカ景気の行く末を慎重に見極める必要がある」と話していて、今後も不透明な展開が続きそうです。

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