(ブルームバーグ):中国人民銀行(中央銀行)は28日、利下げに関する虚偽情報をインターネット上で拡散した2人が公安当局によって処罰されたと公表した。人民銀は違反取り締まりを強化する方針を表明した。
SNS「微信(ウィーチャット)」の公式アカウントに投稿された声明によると、人民銀は、注目を集めてフォロワーを獲得しようと利下げに関するうわさを広めた疑いで39歳の女性と42歳の男性を調査。2人は金融メディアや情報サービス機関を装って情報を伝えていたという。
声明によれば、調査は公安当局のサイバーセキュリティー部門と共同で実施され、地方の公安当局が2人を処罰した。
人民銀は、「公安当局との協力を強化し、金融分野に関連する悪意のある捏造(ねつぞう)やネット上でのうわさの流布といった違法行為の取り締まりを引き続き強化する」と表明した。
公安省によると、中国政府は昨年、「浄網」活動の一環として、オンライン上の虚偽情報4万2000件強を捜査し、約4万7000人を処罰した。
原題:PBOC Says Internet Users Spreading Rate-Cut Rumors Were Punished(抜粋)
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