石破総理はきょう、太平洋戦争で激戦地のひとつとなった硫黄島を訪れ、戦没者を慰霊する日米合同の式典に歴代の総理で初めて参列しました。

石破総理
「我々が享受している平和や繁栄は、戦没者の方々の尊い犠牲、そして戦後80年間にわたる人々のたゆみない努力のうえに築かれたものであることを我々は決して忘れてはなりません」

追悼式典には石破総理のほか、中谷防衛大臣やアメリカのヘグセス国防長官らも参列しました。

現職の総理大臣が日米合同の追悼式典に参加したのは今回が初めてです。

硫黄島には、いまも1万人を超える旧日本兵の遺体が眠ったままで、石破総理は遺骨収集事業について「国の責務として着実に進め、全力を尽くしていく」と述べ、島で行われている遺骨の収集現場も視察しました。