(ブルームバーグ):24日の東京外国為替市場の円相場は1ドル=149円台後半に下落。米国の長期金利が時間外取引で上昇していることを背景にドル買いが優勢になっている。
オーストラリア・ニュージーランド銀行外国為替・コモディティ営業部の町田広之ディレクターは、日本銀行の内田真一副総裁による参院財政金融委員会での答弁は無難な内容で、ドル高の理由は米金利上昇くらいしか見当たらないと述べた。
米10年債利回りは時間外取引で一時前週末比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)高い4.28%程度に上昇した。

りそなホールディングス市場企画部の井口慶一シニアストラテジストは、今週の為替相場は4月2日の米関税政策の発動に向けて「ヘッドラインに振らされやすく、神経質な展開」を見込む。関税の発動が一律、一斉になれば株安を通じたリスク回避でドルが売られる一方、一部の国を除外するなど柔軟性を持たせればリスク志向が回復し株高、ドル買いが進むと予想する。
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